カワウソはペットではありません


本日放送されたテレビ番組を見て、また「カワウソ飼いたい!」と思う人が増えたと思います

ペットショップで売られているカワウソについて、知ってほしいことがあります
2003年のニュースですが、現在も手口が巧妙化して今も行われています

生まれたばかりで両親から引き離されて、目も開かない状態で日本に連れて来られたカワウソがペットショップに並んでいます

後絶たぬ希少動物の密輸 カワウソの“赤ちゃん”関空に9匹
毎日新聞 2003.05.16 大阪朝刊 

ワシントン条約で商取引が規制されている希少なカワウソ9匹が先月28日、シンガポールから関西国際空港に到着した乗客の荷物から見つかっていたことが15日分かった。いずれも目も開いていない“赤ちゃん”で、5匹は到着前後に死んだが、生き残った4匹は大阪市の海遊館などに預けられた。同市内でオランウータンなどの密輸が4年前に発覚して以降も、後を絶たない希少動物の国内への持ち込み。関係者は「人間のエゴで動物の命をもてあそぶな」と怒っている。

関係者によると、機内持ち込みの手荷物を検査していた税関職員が、体長20センチ前後の小動物9匹がいるのを発見。動物の専門家の鑑定で、東南アジアに生息するカワウソの一種と分かったが、成長不足でそれ以上の特定はできなかった。シンガポールには生息していないため、東南アジアの他地域で入手したとみられる。

乗客の権利放棄を受け、うち3匹を預託された大阪市の海遊館は人間用の保育器を使ったり、ミルクや魚のすり身を与えるなどして飼育。2匹がビロードカワウソ、もう1匹がコツメカワウソと分かった。ビロードはそれぞれ体重660グラムと770グラム、小柄なコツメは530グラムと発見時の約2倍に成長した。

ビロードとコツメはともに輸出に当該国の許可が必要なワシントン条約付属書2に該当。特にビロードは希少で、国内で飼育されているのはアドベンチャーワールド(和歌山県)と鳥羽水族館(三重県)の計5匹だけ。コツメはマニアの間で売買されることもあり、インターネット上で20万〜30万円の値がつくという。

カワウソ赤ちゃん、密輸相次ぐ 名古屋空港でも3匹−−過熱するペットブーム背景に
毎日新聞 2003.11.15 中部夕刊 

世界的に絶滅の危機にあるカワウソの赤ちゃんが今年、東南アジアから30匹も空路で密輸されていることが15日わかった。密輸動物の受け入れ先を決める日本動物園水族館協会によると、小荷物に入れられたまま運ばれるため、生きて保護されたのはわずか10匹。ペット人気の高まりなどが密輸の背景にあるとみられるが、研究者らは「貴重な生命を安直に扱うのは許せない」と憤っている。

同協会などによると、今年に入って
(1)2月24日=名古屋空港で3匹
(2)4月28日=関西国際空港で9匹
(3)5月17日=関西空港で9匹
(4)10月2日=関西空港で6匹−−
が乗客の荷物に入っているのが発覚。タイ、シンガポール、インドネシアからそれぞれ一度に持ち込まれ、生きて保護されたのは、(2)のうち4匹と、(3)のうち4匹、(4)のうち2匹の計10匹。別に3匹が関西空港のゴミ箱で死んだ状態で見つかった。

 これらのカワウソは、いずれも生後1カ月前後で体長20センチぐらいで、まだ目が開いていないものもいた。東南アジアなどに生息するコツメカワウソとビロードカワウソとみられ、ワシントン条約で必要な輸出国の許可は得ていなかった。生まれた直後に密猟したものを運ぼうとしたとみられる。保護されたカワウソは、海遊館(大阪市)やアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)などで飼育されている。

カワウソの密輸が発覚したのは、記録が残っている01年からは、01年11月にタイから関西空港に持ち込まれた1件だけで02年はなかった。カワウソの赤ちゃんはインターネット上で20万円以上の高値で取引されているといい、密輸増加の一因とみられる。

日本へ密輸されそうになったコツメカワウソが保護されました


http://www.bangkokpost.com/news/local/332097/parks-officials-seize-11-otters-at-airport

拙いですが、翻訳します

タイ国立公園・野生動物・植物局が空港で11頭のカワウソを押収
Parks officials seize 11 otters at airport

タイ国立公園・野生動物・植物局はスワンナプーム国際空港で11頭のカワウソ、およびバンコクの市場から100羽以上の保護対象となっている鳥類を差し押さえた。
The Department of National Parks, Wildlife and Plant Conservation has confiscated 11 otters at Suvarnabhumi airport and seized over 100 protected birds from local markets in Bangkok.

この11頭のカワウソは、1月21日にスワンナプーム国際空港で野生動物の密輸組織から押収された後、タイ国立公園・野生動物・植物局のケージで保護されています。
These otters are among 11 caged at the Department of National Parks, Wildlife and Plant Conservation after they were seized from a wildlife smuggling gang at Suvarnabhumi airport on Monday.

局の野生動物調査部・隊長であるBudsabong Kanchanasakaによると、当局は月曜に空港の出発待合室に残された怪しい一つの手荷物を見つけました。
Budsabong Kanchanasaka, chief of the department’s wildlife research unit, said authorities found a suspicious piece of luggage that had been left unattended at the airport’s departure lounge on Monday.

X線検査でスーツケースの中に11頭のカワウソが居ることがわかった。カワウソはそれぞれ体重が1kgで、局の本部に連れていかれました。
An x-ray found 11 otters inside the suitcase. The otters, weighing about one kilogramme each, were later brought to the department’s headquarters.

「それは日本行きの手荷物でした。カワウソたちがどこから連れて来られたのかははっきりしていない。とはいえカワウソは海辺か湿地帯に生息しているので、タイ南部から来た可能性が高い」と彼女は言いました。
“The luggage was destined for Japan,” she said, adding it was unclear where the otters had been taken from.
However, since otters live in the sea or in wetlands, it is likely they came from the southern provinces, Ms Budsabong said.

カワウソは、無許可の輸出を取り締まる「野生動物保全法」の下で保護された種である。
The otter is a protected species under the Wildlife Preservation and Protection Act, which bans the export of the animal without permission.

このカワウソたちは、チョンブリー県にあるノックナム・バンプラ野生動物繁殖センターとウタイターニー県にあるフワイ・カーケン野生動物繁殖センターに移送されます。
The otters will be sent to Noknam Bangpra Wildlife Breeding Centre in Chon Buri province and Huai Ka Khaeng Wildlife Breeding Centre in Uthai Thani province.

 

タイで野生動物の保護活動方々にとって、ニュースをみたタイの国民にとって、日本はどう見えているのでしょうか
「なぜ日本人は保護すべき野生動物を欲しがるのか」
「日本人はニホンカワウソを絶滅させた上に、タイのコツメカワウソまで奪う」

カワウソをペットだと思って欲しがる日本人が居るのです
1頭40~80万円で買おうとする人がいるのです
1kgという体重と、まだ白味のかかった体毛から判断するに生まれてから1ヶ月未満でしょうか
コツメカワウソの両親がどれだけ手塩にかけて子育てをしているかを知っていれば、子コツメが奪われる辛さは痛いほど分かると思います

ニホンカワウソを絶滅に導いた日本人が、次は海外のカワウソを野生から奪って手に入れようとする
動物園や水族館の関係者ですら、「なつくから飼えますよ」なんて言っている人が結構いる
何のために展示してるのか どういう思いで生息国の人は日本の園館に送り出したのか
守るべき野生動物が自分の国に居るということを、日本人にも知って欲しいと思って大事な大事な個体を送ってくれたのではないかと思っています
(今回の事件は下手すると、日本は疑われて「園館への許可された輸出」すらしてもらえなくなるかもしれない)

日本人が野生動物に対して理解がないということが海外に知られる一件になったと思う
「かわいそうだから殺したり捕まえたりするのはダメ」なのに、「かわいいからお金出して親から奪って手に入れる」
こんな風潮になったのは、動物のカワイイ・カッコイイ側面をプッシュする番組があるからですね
動物園で「かわいい、飼いたい!」なんて言われるために、動物たちは日本に来ているわけではない

今後もカワウソのことを伝えることは続けていくけれども、「かわいい」だけにならないようにこれからも気をつけていきます

1年後の冬季五輪に向け、ソチ水族館のカワウソが「特訓」続ける


FNNニュースより

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00239151.html (リンク先に動画あり)

ソチオリンピックに向けて、水族館のカワウソが「特訓」を続けている。
1年後の冬季オリンピックに向けて特訓中なのが、ソチ水族館のメスのカワウソ「エシュリー」ちゃん。
2012年、近くの森で発見され、水族館に引き取られたところ、餌を選ぶしぐさを繰り返し、普通のカワウソとは、ちょっと違った特徴を持っていた。
現在、水族館の指導のもと、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の予言的中で一世を風靡(ふうび)したタコの「パウル」君2世を目指し、予言能力を体得すべく、厳しい修行が続けられているという。

2013/01/27(日) 19:30 NHK総合 ダーウィンが来た!「世界最大のカワウソ 家族の絆に迫る」


NHK総合1・東京(NHK総合・東京)
2013/01/27(日) 19:30:00 ~ 2013/01/27(日) 20:00:00
ダーウィンが来た!「世界最大のカワウソ 家族の絆に迫る」[字]

体長2mにもなるオオカワウソは世界最大のカワウソ。大好物はなんとピラニア!さらに獰猛なワニを襲って獲物にすることも。大家族で暮らすオオカワウソの強さの秘密に迫る

番組内容
南米アマゾンに暮らすオオカワウソ。体長2m・体重30kg、世界最大のカワウソだ。愛きょうのある見た目とは裏腹に、大好物はピラニア! 時には天敵のワニさえ襲って食べてしまうことも。手ごわい敵に対するオオカワウソの武器は「チームワーク」。20匹にもなる大家族が一致団結。集団パワーで対抗。さらに子育ても家族総出、全員で赤ちゃんを取り囲み守り育てる。群れの力で生き抜くオオカワウソ家族に迫る。【歌】平原綾香
出演者
【語り】近田雄一,龍田直樹,豊嶋真千子

現在写真の貼り直し中です


ブログソフトウェアをMovableTypeからWordPressに変更しました
これによってスマートフォンでも見られるようになりました!

しかし、記事・固定ページへのリンクがすべて切れているためトップページに飛ぶようになっています
また記事の写真が消えている状況です 現在ひとつひとつ貼り直しています
貼り直しが終わり次第、新しい記事を書く予定です
少々おまちください

「まだ待たせるの…」
新屋島水族館_002

ニホンカワウソ 環境省版レッドリスト絶滅扱い


お久しぶりです

一時期ほどの頻度ではないものの、カワウソたちには会いに行ってます
残す国内のカワウソ展示施設は1か所か2か所(行けないうちに展示しなくなったとこがある?)となりました
いずれまとめて更新します(汗)

2012/8/28 ニホンカワウソのニュースがあり、 サイトのカウンタがすごい勢いで増えているのを確認しつつ、何を伝えようか迷っていました。
今回のニュースに関してコメントしているブログ・mixi・Twitterを見て、誤った認識があるので説明すると、
×「ニホンカワウソが絶滅した」
○「日本政府(環境庁)の判断として、絶滅したこととする」 

【絶滅した】と証明できる人も、【絶滅していない】と証明できる人も今は居ない
だけど、ニホンカワウソ(および近種であるユーラシアカワウソ)の生態からすると【絶滅した】と考えるのが妥当ということで今回の環境庁の発表となったということです

「今回のニュースについてどう思うか?」と周りの人に聞かれましたが、ニホンカワウソ自身に何かが起きたわけではないので「残念」とか「悔しい」という思いはないです
日本人にとってはカワウソのことを考え、興味を持つ大きなきっかけになったと思います
ただ、興味を持った人たちに「ニホンカワウソについて正しい情報が行きわたったかどうか」が気がかりです
ニホンカワウソやーい! (出版:高知新聞社)」という本をお勧めしたいのですが、おそらくはどこも売り切れているはず
重版してくれるといいんですが

私はカワウソに関わる多くの人に会って話を聞いてきました
そして四国の西南部には、まだニホンカワウソ生存の可能性があると思っています
(自分の生まれ育った場所だし家系のルーツでもある、というかなり個人的な思い入れもあります)
目星をつけている場所があるので、近々調査をしに行こうと考えてます 

ある日のゴン太ファミリー


かなり長い間、「カワウソに会いに行ったよ」を更新してませんでした…
これを皮切りに撮り溜めたものを公開していきます

ガラス越しに蛾?が気になるようです
多摩動物公園

5分後にはもう寝てました
多摩動物公園

 

こここコツメ
多摩動物公園

枕にされてる子コツメ
多摩動物公園

「やめてー!」
多摩動物公園

だけどやっぱりママが好き~
多摩動物公園

これでみんな安眠できてるのかな
多摩動物公園

小コツメ3点盛り
多摩動物公園

多摩動物公園